スマホで撮る!東京モノトーン

Leicaのレンズが搭載されている中国製のスマホを買いました。
スマホカメラの性能の良さにビックリ!
カラー撮影ではなく、モノクロ撮影で都内を散策します。

東京モノトーン〈55〉広小路

全国に「〇〇広小路」と付く地名がいくつぐらいあるのか興味がある。
広小路(ひろこうじ)という言葉には、とても良い響きがある。
都内にもいくつかの広小路がある。
・両国広小路(墨田区)
・上野広小路(台東区)
・浅草広小路(台東区)
・大崎広小路(品川区)
上記地名は、現在住所としては使われていない。
広小路の歴史を調べてみると、
響の良い言葉とは正反対に悲しい歴史があった。
江戸時代、江戸には大火が何度もあり、大勢の町民が亡くなっている。
この大火を防ぐためにできたのが広小路(火除け地)で、
火災の延焼を食い止めるための広場であった。「ヘェ~!知らなかった」
この場所は当時、常設の建物を造ることはできなかったが、
仮設の屋台や芝居小屋の設置は許されており、
江戸町人の歓楽地になっていた。
「火事と喧嘩は江戸の華」と言われていた時代、
火災を食い止める「火除け地」が作られていたなんて……
先人の防災意識に驚かされる。
※画像/浅草広小路(現・雷門通り)
    吾妻橋交差点角にある神谷バー(日本最初のバー)


東京モノトーン〈54〉昭和の風景

ブログで「東京散策」を始めて、発見や驚きを感じることがある。
今回、その驚きは表通りではなく狭い路地にあった。
JR新宿駅西口を降りてユニクロの角を右に曲がり、
数歩歩くと左側に路地の入り口がある。
一見、見落としてしまう程の狭さである。
路地の両側には、小さな店がひしめき合っている。ここが「思い出横丁」。
久しぶりに来た。時間は夕暮れ。
多くの店は路面に面して、店の中が丸見えである。
この光景は以前と変わらず、懐かしさを感じた。
しかし、驚いたことがある。それは外国人の多さである。
欧米人がお店でお酒や料理を楽しんでいる。
それがあまりにも様になり、馴染んでいるのでビックリ!
ここに来ている外国人は、観光客それとも常連客?
観光客であるならば、Webサイトで検索をしてこの場所を知ったのだろうか?
正直、綺麗とは言えないこのエリアでお酒を楽しむのは、
年配の人と思っていたが、様変わりしていた。
戦後の闇市から、現在に至った「思い出横丁」。
昭和の時代を体感できる都内のスポットである。


東京モノトーン〈53〉喝采

ドキュメンタリー映画「フジコ・ヘミングの時間」を観た。
〈世界を魅了する魂のピアニスト〉
80歳を過ぎた彼女は、世界各地でコンサートを開き、
精力的に活動をしている。
彼女の日々の暮らしは、ピアノを奏で数匹の猫と暮らしている。
彼女が見出されたのは、60歳を過ぎてから。
NHKのドキュメンタリー番組がきっかけで、以後人気に火がついた。
私自身、クラシック音楽はたまにしか聴かないが、
NHKのこの番組を観て感銘を受けたのを覚えている。
フジコ・ヘミングが奏でるピアノの音色には、
語りかける旋律の輝きがあるように思う。
聴衆はピアノをひくテクニックと共に、
彼女が持つパーソナリティーと生き方に共感を覚える。
若い時に聴力を失いかけ、数奇な人生を歩んできた彼女が
「今」拍手喝采を浴びている。
※画像/銀座和光の裏通りにある映画館「シネスイッチ」