スマホで撮る!東京モノトーン

Leicaのレンズが搭載されている中国製のスマホを買いました。
スマホカメラの性能の良さにビックリ!
カラー撮影ではなく、モノクロ撮影で都内を散策します。

東京モノトーン〈32〉天井桟敷

JR上野駅「公園口」の改札を出ると、目の前に東京文化会館がある。
先週の水曜日、上野公園の一角にあるこのホールで、
「ハンブルク交響楽団 with フジコ・ヘミング」のコンサートを鑑賞した。
クラシック音楽は、数枚のCDを持っている程度で熱烈なファンではないが、
フジコ・ヘミングの演奏に興味があったので出かけた。
独特の風貌とファッション。現在84歳のピアニストである。
演奏が始まった。テクニックや曲に対する完成度は判断できないが、
「ラ・カンパネラ」は聞き応えがあり、コンサートの魅力を堪能した。
わたしが観た席は、料金が一番安い五階の最後尾の一番奥。
まさに天井桟敷(さじき)であった。
自分の座席に向かうのに手前の7人の人が通路に出なければ、
奥の自分の座席にたどり着けない… 初めての経験をした。
狭い映画館でもこんな経験はない。(苦笑)
このブログは、フジコ・ヘミングのことについてもっと書きたかったが、
高所恐怖症のわたしにとっては、天井桟敷の印象が強く残った一夜の経験であった。
※来年、フジコ・ヘミングのドキュメント映画が公開される予定。
※画像/ダイアナの像:東京文化会館・北側



東京モノトーン〈31〉天神さま

用事を済ませた後、文京区にある湯島天神(湯島天満宮)を参拝。
参拝客は、それほど多くなくゆったりお参りができた。
拝殿から巫女さんに導かれて、お宮参りに来た家族が出て着た。
おじいちゃん、おばあちゃんの笑顔が印象的だった。
お宮参りは一般的には生後、男の子は31日目、女の子は33日目に参拝。
でも、地域によって異なるようだ。
天神さまといえば、京都の北野天満宮や福岡の太宰府天満宮が有名である。
大阪天満宮や亀戸天神社もよく知られている。
天神さまは、学問の神様として有名な
菅原道真(すがわらのみちざね)を祀っている神社。
受験シーズンには、受験生が合格祈願に訪れ、参拝する。
ところで、菅原道真は、いつの時代に何をした人?
平安時代の貴族であり、朝廷時代に文人社会の中心的存在であった。
道真は、朝廷内で家柄を超えて、破格の昇進をする。
その後、道真の政(まつりごと)に不満を抱く他の有力貴族との対立があり、
政変に巻き込まれる。
結果、道真は左遷され、太宰府浄妙院に謹慎。
その地で薨去(こうぎょ)。享年59。
没後「天満大自在天神」という神格で祀られ、
道真の神霊は「天神信仰」として各地に広まる。
道真は、左遷され都に帰ることなく亡くなったが、
生存中に成し得た功績は大きく、人望も厚かったのではないかと想像できる。
だからこそ、天神さまとして現在まで慕われているような気がする。


東京モノトーン〈30〉1964年 東京五輪

1964年、東京オリンピックが開催された。
テレビで観ていたが、あまり印象に残っていない。
閉会式前日に行われた女子バレーボール決勝で、
「東洋の魔女」と呼ばれていた日本チームが、
ソ連に勝利し、金メダルを獲得したのは覚えている。
その翌年、公式記録映画「東京オリンピック」(市川崑監督)を観た。
テレビとは違い、迫力ある映像にビックリ。
そして感動したことを今でも覚えている。
選手達の計り知れない緊張感、躍動感、鼓動が映像を通して伝わってきた。
とこらがこの映画、公開前オリンピック担当大臣だった河野一郎氏は、
「記録性をまったく無視したひどい映画」とコメントした。
また、文部大臣愛知揆一氏は、
「この映画は記録映画として推薦できない」と声明をだした。
市川崑監督は、いくつかの修正を加え、公開版が完成した。
公開前に、このようなゴタゴタがあったことは知らなかった。
スポーツ選手の限界に挑む姿を、芸術的に描かれたこの映画、
同年度のカンヌ国際映画祭で「国際批評家賞」を受賞した。
市川崑監督は「スポーツというのは、人間がつくった素晴らしい文化」
とコメントしている。
※画像/駒沢オリンピック公園(世田谷区)